工場再開のために必要な4大要素として、
①ユーティリティ設備に異常がないこと
②プロセス設備に破損、亀裂、稼動時の異常等の不具合がないこと
③電気、上水(市水)、工業用水が通水されていること
④排水処理施設に異常がないこと
があります。この4点をいかに早く復旧させるかが今回の震災からの復旧活動における重要な課題ととらえて取り組むこととしました。
弊社は、震災のあった当日に災害対策本部を設置し、当本部の組織、職掌の確認、翌日からの行動計画の概要をたて当日は解散しました。翌日、従業員家族の安否状況の確認及び出勤可能な従業員で工場の被災状況の確認からまず行うこととしました。工場のライフラインの復旧時期につきましては、不確定要素が多いところではありますが、仮定条件をいくつか設定した上で、4月上旬から復旧した生産設備から順次生産再開させる計画を策定しました。